マジョラム

整腸作用豊富なりんご

近年便秘に悩む人がとても増えてきています。
そこで、便秘の一番の原因となるのが食事内容です。
毎日の食事で摂取したものが消化され、必要な栄養素を吸収して不要となったものが便になります。
食生活によって便の形状も異なり、排便しやすいかどうか影響が出てきます。

便秘は本来体内に必要な老廃物をため込んでしまっている状態です。
その老廃物が腸に蓄積されてしまうと、老廃物が腐敗していき腸の環境を悪化させてしまいます。
腸内環境が悪くなると、悪玉菌が発生したり腸の内壁が傷つけられてしまいます。
悪玉菌は腸内に有害物質を作り出してしまうので、有害物質を吸収して体全体に毒素が送り込まれてしまいます。
肌荒れやニキビや免疫力の低下など様々な症状が出てしまいます。
また大腸がんや腸閉塞になる確率が高くなり、大きな病気のきっかけを作り出してしまいます。
なので便秘解消は早い段階で行った方が、快適な腸生活を送ることができます。

そこで便秘解消のために効果的な食材の一つとして、昔から知られているのがりんごです。
りんごには整腸効果があることが分かっています。
それではりんごが腸に与える影響とはどのようなものでしょうか。

まずりんごはバナナと同様に水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の二種類の食物繊維を同時に摂取できる食材です。

りんごの身の部分にはペクチンという水溶性の食物繊維がたくさん含まれています。
水溶性の食物繊維は海藻やこんにゃくなどがあげられます。
食物繊維というと野菜を意識する人が多いので、水溶性食物繊維が不足してしまいます。
比較的食べやすいりんごなどの果物から意識して摂取するのがお勧めです。

そしてりんごの皮の部分には、不溶性食物繊維が含まれています。
なのでりんごを食べる際には、皮ごと一緒に食べると二種類の食物性んを同時に摂取できます。

さらに効果的な食物繊維を摂取するためには、りんごを加熱して食べるのがお勧めです。
加電子レンジで1分半ほど加熱されるとペクチンがペクチンオリゴ糖に変化して、より整腸作用が高まります。
より食物繊維を取り入れて、便秘解消していきましょう。