マジョラム

便秘は病気のきっかけに

私たちの体は摂取する食べ物によって形成されています。
食品に含まれる栄養素を吸収して、不必要なものが便として体外に排出されます。
最近では便が蓄積してしまい便秘に悩む人がとても増えています。
排便が3日以上ない場合は、便秘といわれています。

便秘になると下腹部が膨張したり、腹痛を感じるなどの障害が出てしまいます。
特にひどい人の場合は、あまりの痛さにその場から動けなかったり、立ち上がれない人もいます。

また便秘はそれだけでなく体に悪影響を与えてしまいます。
便が蓄積することで、腐敗が進み有害物質を発生させてしまいます。
有害物質は腸壁を傷付けてしまい、がんのウィルスを発生させてしまう可能性があります。
またその有害物質を腸が吸収してしまうことで、体全体に有害物質が送り届けられてしまいます。
これによって肌荒れやニキビ、内臓の機能の低下などの問題が発生します。

また便秘の状態が長くなればなるほど、いつ便意が来るのかと心配になる人が多いです。
外出中に便意が来たとしても、電車などの移動中ではすぐにトイレに行くことができません。
せっかく便意があってもまた我慢をしなければいけなくなると、ますます悪化してしまいます。

そこで便秘解消をする方法として最も効果的なのが、食事の改善です。
腸の動きを活発にする食物繊維を豊富摂取することが大事です。

食物繊維には不溶性と水溶性に分かれます。
食物繊維というと野菜を思い浮かべる人が多いです。
野菜は主に不溶性の食物繊維で豆類などに含まれてます。
それに対して海藻や果物などは、水に溶けやすい水溶性の食物繊維です。
この両方の食物繊維をバランスよく摂取することで腸のぜん動運動が活発になり、便秘解消につながります。

それ以外では適度な運動や腹部のマッサージ、ストレッチも効果的です。
腸の周りの筋力を動かすことで、腸が刺激されてぜん動運動が活発になります。
また水分の補給などを行うと、硬くなってしまった便が柔らかくなり排出しやすくなります。
このようなことを意識して生活することで、便秘解消してすっきりとした生活が送れます。