おからの食物繊維で便秘解消
ここ数年、便秘に悩む人がとても多くなっています。それも和食中心だった食生活が、洋食が中心になったことで摂取する栄養素の比率が変わりました。
和食では大豆関係や野菜などを豊富に使ったヘルシーなメニューが多いのが特徴です。
しかし洋食では肉やチーズなど動物性たんぱく質や脂質が豊富に含まれています。
そのため腸で悪玉菌を発生させやすく、腸の環境を悪くしてしまう可能性があります。
摂取した食事が分解されて、最終的には腸で吸収され、体全体にいきわたります。
なので腸内環境が悪化してしまうと、腹痛はもちろんのこと肌のトラブル、集中力の低下、不安感など精神的なダメージも与えてしまいます。
早い段階で腸内環境を整えるためには、便秘解消は必須だといえます。
そこで効果的な食材として注目されているのがおからです。
すりつぶした大豆から豆乳を作る際にしぼりかすとして出てくるのがおからです。
昔はかすとしてそのまま廃棄されていました。
今では、うの花やクッキー、ドーナッツなどメインの食材として使用されるほど注目されています。
このように注目されたのには理由があります。
おからには豊富な食物繊維が含まれているのが特徴です。
食物繊維には水溶性と不溶性の二種類があり、その両方の食物繊維を摂取することで便秘解消の効果が期待できます。
おからには水溶性と不溶性の両方の食物繊維を同時に摂取することができます。
さらに低カロリーで、糖質も少ないためたくさん食べても太りにくい貴重な食材です。
おからに含まれる食物繊維は、大腸のぜん動運動を活発にする働きがあります。
さらに腸内環境をよくする善玉菌を増加させる食物繊維も含まれているため、腸の働きをよくしてくれます。
食事でとりいれる際には、まず最初に食物繊維が豊富なおからから食べるように心がけましょう。
そのあとに肉や魚などの動物性たんぱく質、最後に炭水化物の順番で食べる様にしましょう。
そうすることで食べ過ぎを防止でき、腸の負担も軽くなります。
おからを上手に取り入れて食物繊維をしっかりとると腸内環境が改善され綺麗になります。